AGAは“Androgenetic Alopecia”の略で『男性型脱毛症』のことです。

AGAは思春期以降に始まって徐々に進行する成人男性の生理的な現象で、額の生え際(前頭部)や頭頂部の髪の毛が細く短くなり、髪が薄くなっていくのが特徴です。

早いひとでは思春期を過ぎた20歳ごろから発症します。

『細い髪の毛が増えた』『髪にハリやコシがなくなった』
『地肌が透けてみえる』…などの症状があったらAGAを疑いましょう。

AGAの原因は男性ホルモンGHT

AGAの発症には「ジヒドロステロン(GHT)」という男性ホルモンが大きく関与していることがわかっています。また、遺伝的な要因も影響しているといわれています。

DHTは、男性ホルモンの代表格である「テストステロン」が、5a還元酵素(1型・2型)という酵素によって変換された物質です。

DHTはAGAのほかに、にきびや前立腺肥大症などの原因にもなっています。

通常髪の毛は、伸びては抜けてまた生える、ということを繰り返します。

ヘアサイクルは3つの時期に分けられ、髪の毛全体の約90%が、髪を成長させる「成長期」の段階にあります。

成長期

毛母細胞が分裂を繰り返し、新しい毛が盛んに作られる期間(約2~6年)

退行期

毛母細胞の分裂が衰え、毛球が完全に退化するまでの期間(約2週間)

休止期

毛母細胞の分裂が止まり、毛の構造・伸長がストップする期間。(約3か月)

しかしAGAではDHTの影響により、通常2年~6年の「成長期」が「数か月~1年」に短縮してしまいます。

髪が十分に育たないまま細くて短いうちに抜けてしまい、結果、地肌が見えるようになります。

これがAGAのメカニズムです。

PAGE TOP